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一押し生産者(富)伊藤農園

地道な努力があってこそ丹精込めた手入れが
美味しいさくらんぼを生み出す

高い糖度と酸味メリハリあるさくらんぼが実る大地

伊藤農園

そよ吹く風に夏の訪れを感じる6月中旬頃、さくらんぼ農園を訪れると、それは見事なさくらんぼの実りを目にすることができます。
何度も見ている地元の者でも感激するほどワクワク感でいっぱいになります。しかし、そんな素晴らしさも、生産者さんの努力があってこそなのです。

長年、さくらんぼ栽培に携わってきた伊藤さんのさくらんぼ農園は、山形の庄内平野のなかにあります。
庄内は有名な穀倉地帯ですが、フルーツタウンと称される程くだもの栽培が盛んな櫛引地区では昔からさくらんぼ栽培が行われてきました。

さくらんぼの木

海に面した庄内平野のなかでも、櫛引地区は山間近い所。 この一帯は海から吹く風と山から吹く風が、昼と夜とで入れ替わって寒暖の差が大きくなり、味の良い多種多様のくだものが生産されているのです。

特に伊藤さんの農園がある土地は風が少なく、水はけの良い土地。しかしここは赤川流域のため、もともとは砂利の多い大地でした。

そもそも、さくらんぼは肥沃な土地では木はスクスク成長しますが、子孫を残そうと思わなくなり実が育ちません。
厳しい状況下で危機感を感じさせつつ、たくさん手をかけてあげて実をつけさせるというものなのだそうです。

とはいえ、もちろん土壌づくりは大切。長い年月をかけて養分豊富な腐葉土や微生物が多い赤土で覆ったり、山の土を引いたりと、地道な取り組みをしてきました。
さらにさくらんぼ農家独自に栄養価の高い有機質を与えて、生育に適切な環境を整えてきたのです。
その結果、高い糖度と酸味が調和した、メリハリのある味の良いさくらんぼが実ることとなったのです。

収獲後すぐに始まる来シーズンのさくらんぼ栽培

一年をかけて栽培するさくらんぼ。収獲のあとからすぐに来シーズンの栽培のための手入れがはじまります。

さくらんぼの品質は栽培農家の技術が大きく左右されるため、「果樹園の宝石」と言われるほど、一年中人の手をかけ大切に育てられます。

冬から雪解けの春には、枝の整理や余分な芽を整理する芽かき。そして一番大切な土作りや受粉余分な実を取り除く摘果作業、実割れを防ぐ雨よけハウスの設置。さらに一粒一粒熟し度合いを見ながらの収獲作業、選別や手詰めと、どの段階でも手がかかる大変な作業の連続です。

どんな栽培においても、土作りは大切な作業。いろいろと思考錯誤しながら、さくらんぼに最適な土づくりに力をいれてきました。肥料は有機質である堆肥や、魚骨紛と鶏糞のぼかし、貝化石の天然肥料などを使用。焼いて炭状態の米糠は土の殺菌効果に役立てています。

また、観光農園(もぎとり)にくるお客様は、さくらんぼをもぎ取ってすぐに直接口にするわけですから、安全で安心な栽培を目指すのは言うまでもありません。

さくらんぼ栽培

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