海に一番近い酒蔵
手のぬくもりを伝える酒づくり
146年の醸造技術の伝承
その昔、北前船が行き交う湊町酒田は、商人の街として栄え、日本一の豪農「本閒家」のお膝元。
この酒田が在る庄内砂丘の一画で慶応年間から味噌醤油を造り、明治8年より日本酒の醸造を手掛けるようになった。よい水を求めてこの地に定着し酒造りを始めて146年。
現在は、日本酒をメインにして地場産品にこだわり地域特性を活かした果実酒ワインなども手掛けています。
手のぬくもりを伝える丁寧な酒づくり
蔵自体は小さな酒蔵ですが、作り手の想いが、お客様に伝わる酒造りを目指して全てに目が行き届く手造りにこだわりながら丁寧にお酒を仕込んでいます。
蔵のモットーは、「酒に手のぬくもりを伝える」ことです。
先達が編み出して来た昔ながらの醸造技術を伝承し現代に嗜好される酒を醸します。
生命(いのち)の水
”オードヴィ”とはフランス語で「生命の水」の意。フランス人は不老長寿の薬としてブランデーを造りそれがフランス人にとっての「生命の水」です。
日本酒造りにおいて一番大切なのは水。オードヴィー庄内の生命の水となるのは、鳥海山に積もる雪が地下に浸み込み長い年月を経て湧き出た伏流水を、酒蔵の地下よりくみ上げて使われています。
この自然に育まれた「生命の水」が、オードヴィ庄内の醸す全てのお酒には溢れています。
日本版テロワール
テロワール(terroir)とは、ラテン語で「領地」を意味するテリトリウム(territorium)が語源と言われます。
フランスのワイン造りにおいて、同じ品種のブドウでも場所や畑によって味わいや品質に大きな違いが生まれる事に気付き、この原因を解明するためのキーワードとして、「地形」「地質」「水源」「気象」等、その地域の自然環境の違いがワイン造りにおいてその土地特有の味になることを指して「テロワール」という言い方をするようになりました。
自然環境や地域によって違う、つまり各地域毎にその土地に固有の個性が成り立つということであり、「各地域の土地の個性」がテロワールとして認識されていきます。
日本版テロワールを語る時の大切なキーワードは「水」になります。
山形県庄内地方にそびえ立つ鳥海山の伏流水が20kmも離れた酒蔵の地下に湧き出し、この伏流水は我らが醸す「清酒 清泉川」の「生命の水」となり日本酒造りの味の決め手となります
日本の複雑な自然環境の中で各地域、その土地でしか味わえないもの、それにこだわる日本酒造りが日本版「テロワール」となります。
海に一番近い酒蔵
オードヴィー庄内は、鳥海山をのぞむ庄内平野の西端、最上川(もがみがわ)」の河口、日本海まで200mの所にあり、海に一番近い酒蔵と言われています。