梨の御三家!『幸水』『豊水』『南水』
柿とともに日本の秋をあらわす風物詩が「和梨」ですね。
日本の梨には「赤梨」と「青梨」があって、赤梨は「豊水」や「幸水」や「南水」など果皮が茶色い梨。
青梨は「二十世紀梨」のような果皮が緑色の梨です。果物のなかでも歴史が古い和梨は品種も多く、どれも特徴ある美味しさですが、「三水」と呼ばれているのが「幸水」「豊水」「新水」です。現在は、「幸水」「豊水」が主流を占めています。しかし、近年「南水」が抜群の食味の良さで大人気。
今、梨の御三家と言ってもいい「幸水」「豊水」「南水」をご紹介しましょう。
甘み一番!極上和梨『南水』
「甘ーっ!」ガブリついた瞬間に、誰もが感じるこの甘さ。
糖度は16~17 度!
果肉は もちろんシャリッシャリ!
たっぷりと太った実がなんとも誇らしげです。「 越後」と「新水」を掛け合わせてできた交配品種で、まだまだ全国区にはなっていませんから希少価値。農園でも数が少ないので、三個入れでお届けいたします。
圧倒的な旨さを感じるサイコ ーの和梨です。
きっと、誰もが満足できる和梨ですから、ギフトにも最適。ジューシーなフルーツがほしくなる運動会や遠足、ピクニックにも ぜひぜひお召し上がりください。
『幸水』
8月末から9月中旬までやわらかい果肉とみずみずしさで、上品な食感が特徴です。
日持ちは1 週間程度。果肉が緻密で特有の香りがある梨です。
伊藤農園さんの幸水は糖度14 度にもなります。
『豊水』
9月中旬から10月初旬まで程よい酸味が加わり、糖度以上の甘みを感じるのが特徴です。
日持ちは2 週間程度。果肉の細やかさと水分が絶妙に調和しています。
『南水』
10 月上旬頃から10 月末まで甘いうえに、酸味が少ないのでとても濃厚な甘さを感じます。
まだまだ稀少な品種ですが食味の良さで、 ただいま人気上昇中。
和梨のメッカ酒田市刈屋(かりや)
刈屋梨(かりやなし)というのは、和梨の品種ではありません。山形県酒田市の地域「刈屋(かりや)」周辺で栽培されている和梨のブランドです。
山形県は250年以上前から和梨が栽培され、県内には庄内地方を中心にいくつかの梨の産地があります。みなそれぞれ研鑽を積み、美味しい和梨を栽培してきました。そんな産地のなかでもここ刈屋は、県内の梨栽培の歴史に無くてはならない特産地といえます。
刈屋の梨はなぜ旨いのか
刈屋周辺は鳥海山から流れる日光川と荒瀬川の合流地点にあるため、川から運ばれるブナの養分をたっぷりと含んだ水はけのよい土壌が運ばれ、和梨に最適な土地になりました。加えて、丹念な土作り、剪定や受粉、摘果、収穫などの手作業での丁寧な手入れと技術があってこそ。
「刈屋梨」は生産量が少ないため全国ブランドではありません。まさに質より量に重きを置いた木目の細かい栽培と実直な梨への思いが、品質の高い梨を育んできたのです。しかし、梨好き、くだもの好きの方には「刈屋ブランド」は知られた存在と言います。ここで栽培された和梨の糖度は他のブランドと比べ、特別高いわけではなく、食べたときの味わいが他の和梨とは違い豊かな甘さがあります。とはいえ決してしつこい甘さではなく、これが刈屋梨の特徴といえるのです。
無袋栽培
梨とか桃とかを栽培する場合は通常、実の一つ一つに袋をかける”有袋栽培”と、袋をかけない”無袋栽培”があります。それぞれにメリット、デメリットがあります。
有袋栽培では虫の食害を防ぐことができ、形も良くきれいになりますが、一つ一つの実に袋をかける手間は大変なものです。
一方無袋栽培では、虫の食害にあいやすいし、風で枝と擦れて傷がついたりします。
しかし、お日様を十分浴びて、甘く濃厚になります。
見た目は有袋に一歩譲りますが、味は無袋が一歩リードするのです。
当然旬旬食彩ダイニングでお届けする梨は無袋栽培です。
お日様の光を十分浴びて育った、シャキシャキの甘さを味わってください。
涼しい朝に収穫した梨のみ発送しています。
気温が高くなった日中に収穫すると、梨が熱を持ってしまい日持ちが悪くなってしまいます。そのため、まだ涼しい明け方の5時半頃から8時半頃までにひとつひとつ手作業で収穫し、品質がより保たれた状態で出荷しています。
保存の仕方
梨の皮をよーーーく見るとザラザラの斑点がありますが、これは果汁たっぷりの証です。このザラザラが水分を閉じ込めておくためのコルクの役割をしているのです。
和梨の品種でも日持ちに差がありますが、和梨は洋梨と違って追熟しません。収穫後は早めに召し上がる事が、最も美味しい食べ方です。
常温で保存する場合
できるだけ涼しい所に置き3~4日位。このとき、ヘタの部分を下にしておくと長持ちするようです。
冷蔵庫に入れる場合
水分の蒸発を防ぐために、ビニール袋に入れて野菜室へ入れてください。1個ずつ新聞紙にくるんでから、ビニール袋に入れても長持ちします。1週間~10日ほどで召し上がってください。
切った後の変色を防ぐ
カットして放置すると変色してきますよね。りんごのように食塩水に浸すと変色は止まります。ま、変色する間もなく、お腹に入ってしまいそうですが・・・パーティや、運動会、ピクニックなどには食塩水に浸してからのほうが良さそうですね。
和梨を料理してみる!
皮をむいてそのまま召し上がるのが一番ですが、ひと手間加えてみるのも旬ならではですね。
梨コンポート
和梨2 個、砂糖または三温糖大さじ3(梨の重量の約2 割程度)、スダチ半分またはレモン1/6個、水:90cc
つくりかた
- ①梨は四つ割り程にして皮と芯を取り除く
- ②鍋をゆすりながら約20 分ほど煮ると梨が透明になってきたところで
- ③火を止めそのまま冷やします。
シャーベット
梨2個、水あめ大さじ4、水40cc、レモン汁10cc、ミント
つくりかた
- ①梨は4 等分し皮をむき芯を取り薄切りにする。
- ②①の梨を鍋に入れ水と水あめを加えて焦がさないように煮る。
- ③梨が透き通ってやわらかくなってきたら、木べらなどでつぶす。
- ④梨が大方つぶれたら火を止め、さめたらレモンを加え冷凍庫で冷やす。
- ⑤固まってきたらスプーンなどでほぐし、もう一度固める。
ミントや梨の薄切りを飾って召し上がってください。
他にも・・・
切った梨をサラダの素材のひとつとして加えてみたり、焼いたお肉をレタスや棒状に切った梨と一緒にクルクル巻いて召し上がるのも美味しいですよ。
商品紹介
南水
幸水・豊水
- 母を元気づけていただきありがとうございます!
- 千葉県:竹原様
転倒して腰椎圧迫骨折した後、母はすっかり弱ってしまい何も食べれない日が続きました。 そんな中、父がお取寄せ送ってもらった梨。"南水"大きくつやつやした梨を1/4、さらに1/2、そのひと口をゆっくり口に含んで「美味しい」と食べてくれた時は本当に嬉しかったです。 姉妹で変わるがわる手伝いに行き、梨を美味しそうに食べる母の顔を見れ嬉しかったです!母を元気づけていただきありがとうございます! 初めて食べましたが美味しかった!娘達にとっても「命の梨」と思える幸せな梨でした。 もっと市場に出回りたくさんの人が幸せになりますように。ありがとうございました! - 酒田の梨は日本一です!
- 山形県:渋谷様
サイズが大きいのに、大味ではない繊細な味です。 一口食べれば果汁が溢れる。 酒田の梨は日本一です! - 甘くておいしかったです。
- 茨城県:谷口様 以前、山形県内を仕事で5年位回っていたことがあり、県内の美味しい物を色々と食べていた時期がありました。 その中で、刈屋梨の話があったのですが、その時は、とうとう食べることが出来ませんでした。 今回、案内状で刈屋梨があったので、迷うことなくたのみました。 早速、冷やして食べたところ、自然の甘さと旨味を感じる事が出来て、とても満足しています。 また、一緒にたのんだ南水が届くのも楽しみにしています! 。
ご感想はがきギャラリー (クリックで拡大表示)
南水 10月上旬頃~10月下旬お届け
南水3kg(2L〜5L玉6〜9個入れ)
召し上がっていただければ、すぐにファンになっていただける和梨です。日持ちも良く、ご贈答用にも多くご利用いただいています。2L~5Lサイズの南水が約6~9個入っています。
南水5kg(2L〜5L玉10〜16個入れ)[送大]
召し上がっていただければ、すぐにファンになっていただける和梨です。日持ちも良く、ご贈答用にも多くご利用いただいています。2L~5Lサイズの南水が約10~16個入っていますので、大人数でも召し上がっていただけますよ。
豊水 9月中旬頃~9月末頃お届け
豊水3kg(3L玉以上6〜8個入り)
豊水5kg(3L玉以上10〜16個入り)[送大]
幸水 9月初旬頃~9月中旬お届け
幸水3kg(3L玉以上6〜8個入り)
幸水5kg(3L玉以上10〜16個入り)[送大]
土門源四郎さん
梨農家の七代目として栽培に携わり50年余り。
現在、700本の梨の木を奥様と息子さんの三人で取り組んでいます。
「刈屋梨」を代表するとびっきり美味しい梨をお届けしますのでどうぞお楽しみにしてください。
下記にてメールアドレスを登録していただければ、
【和梨】の旬の時期が到来したらメールでご連絡いたします。
- 梨はとにかく鮮度が命
- 皮の色ツヤが良く、固いものが美味しさの梨の見分け方法です。 しかも大きい方が味が良く、梨の美味しさを充分に味わうことが できます。
- 梨は最古のくだもの
- 弥生時代後期の登呂遺跡から炭化した梨の種が出てきたことからもわかるように、 梨は日本の果樹栽培で最古のくだもの。 梨は「な(内部)・すみ(酸味)」の略 とも言われていますが、「無し」につながり縁起が悪いとして、逆に「あり(有 り)の実」と言うことがあるそうです。 有名な料亭の古い女将さんなどは今でも、 こうした表現を使っているそうです。