ほおばると、柔らかな触感とおだやかなスモークの香り。噛んでいくうちに肉の旨みが広がって、本当に美味しい！これまでのハムの味とは違うことを実感します。日本において、数少ない無添加ハム･ソーセージは、食べても本物を感じる味です。

食品添加物を加えないハム・ソーセージを作ることはできても、味の良いハム･ソーセージを作ることは大変難しいことです。東北ハムの無添加製品を作る部門“しんけん工房” では、長い下積みと研究を経て無添加の製品を作り出すことができました。

“しんけん工房” の作り手は、伝統の製法を受け継いだハム作り一筋30 余年の熟練職人。手間隙をおしまず、昔ながらの製法でじっくり時間をかけ仕上げます。

旨みは、じっくり熟成させた素材そのものの味。塩はソーセージの弾力性・保存性を引き出す重要な役割も担っています。

塩味をまろやかにする化学調味料を一切使っていないため塩味が強く感じられますが、最小限の塩分量に控えています。

東北ハムは昭和14 年の創業以来、ドイツの技術を受け継いで製品づくりをしてきました。工房の名である“しんけん” はドイツ語でハム類全般をさす言葉「しんけん（Schinken）」から来ています。また、無添加の製品作りに「真剣」に取り組む姿勢も込められています。

無添加で、なおかつ、味の面でも評価が出来るハム・ソーセージ類を作るには、生産者の高い技術力が要求されます。現在、それらを満たす生産者が少ない中「しんけん工房」は、高い評価を得ている数少ない生産者のひとつです。

出羽のしんけん工房の製品づくりは、毎朝の徹底した工場の清掃と洗浄から始まります。工場の一部分が、通常の製品づくりと同じラインを使うため、わずかな添加物も残らないよう洗浄し、かならず先に作るのです。