ハレの日のお粥。お米の歴史はお粥の歴史だった
2017.01.07
日本では稲作が始まった頃から、お粥が食べられていました。平安時代以降には上流階級は米の白粥、中流以下は雑穀粥を食べていたようです。
また、年中行事などのハレの日の食事としても、お粥は重要な意味があるのです。
たとえば<七草粥>
無病息災を願って1月7日には春の七草を入れてお粥を炊いて「この一年間外敵が来ないように」と祈ったのです。現在では「お正月の疲れた胃袋を整える」と言った意味合いになりましたが、江戸時代では公式な式日だったのです。
さらに、あずきの赤は邪気を払い、この一年万病を防ぐと言われ、小正月の1月15日にはあずき粥を食べるう風習もあります。弥生時代から食べられてきたお米の歴史は、お粥の歴史でもあったのですね。
商品名でコラムを選ぶ


