旬感アラカルト

夏バテ予防に効果的な筍とは?栄養価と風邪予防の簡単レシピで元気に!

夏が近づき、気になるのは夏バテ。
食欲不振や倦怠感、なかなか元気が出ない…そんな経験はありませんか?
実は、春の味覚である筍には、夏バテ予防に効果的な栄養素が豊富に含まれているのです。
今回は、筍の栄養価と、夏バテ予防に役立つ効果的な食べ方についてご紹介します。
旬の筍を美味しく食べて、元気に夏を乗り切りましょう。

筍の栄養価と夏バテ予防効果

豊富な栄養素と働き

筍は、低カロリーでありながら、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど、私たちの体に必要な栄養素をバランスよく含んでいます。
例えば、100gあたりのカロリーは約20kcalと非常に低く、ダイエット中の方にもおすすめです。
特に注目したいのは、カリウムです。
カリウムは体内の余分なナトリウムを排出する働きがあり、むくみや高血圧の予防に役立ちます。
夏バテで起こりがちな、顔が腫れたり、足が重だるくなったりするむくみ対策にも効果的です。
これは、カリウムがナトリウムの排出を促すことで、体内の水分バランスを整えるためです。
具体的な数値としては、100gあたり約400mgのカリウムが含まれています。
また、ビタミンB群はエネルギー代謝を促進し、疲労回復に効果を発揮します。
ビタミンB1は糖質の代謝、ビタミンB2は脂質の代謝、ナイアシンはエネルギー産生に関与しており、これらのビタミンが不足すると、疲労感や倦怠感が強まります。
夏バテで消耗した体力を回復させるのに最適な栄養素と言えるでしょう。
さらに、ビタミンCは抗酸化作用があり、免疫力の向上にも貢献します。
ビタミンCは、風邪などのウイルス感染から体を守る抗体を作るのに必要不可欠な栄養素です。
夏風邪の予防にも期待できます。
豊富に含まれる食物繊維は、腸内環境を整え、便秘解消にも繋がります。
食物繊維は、腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やし、腸内環境を良好に保つ効果があります。
便秘解消は、夏バテ予防だけでなく、肌荒れや精神的なストレス軽減にも繋がります。

夏バテ予防への効果的な摂取方法

夏バテ予防のためには、筍を継続的に摂取することが重要です。
毎日少しずつでも良いので、筍を使った料理を積極的に食卓に取り入れましょう。
例えば、朝は筍の味噌汁、昼は筍と鶏肉の炊き込みご飯、夜は筍と豆腐の炒め物など、様々なバリエーションで摂取することで、飽きることなく継続できます。
旬の筍は栄養価が高く、特に効果が期待できます。
旬の時期は4月~5月頃ですが、最近は保存技術の発達により、一年を通して比較的容易に入手できます。
ただし、旬の時期の筍は、より柔らかく、甘みも強く、栄養価も高いので、可能であれば旬の時期に積極的に摂取することをおすすめします。
また、筍は加熱調理することで、消化吸収率が向上します。
アク抜きも忘れずに。
アク抜きは、米のとぎ汁や重曹を使う方法など、様々な方法があります。
煮物や炒め物、味噌汁など、様々な料理に活用できます。
生で食べる場合は、アク抜きをしっかり行いましょう。
アク抜き不足は、苦味やえぐみだけでなく、消化不良の原因にもなりかねません。

簡単レシピで夏バテ知らず

旬の筍を使った簡単レシピ1:筍と鶏肉の炊き込みご飯

材料:
・鶏むね肉
100g (皮を取り除き、食べやすい大きさに切る)
・筍(水煮)
100g (アク抜き済みのものを使用)
・米
2合 (研いで30分以上水に浸しておく)
・だし汁
2カップ (かつおだしや昆布だしなどを使用)
・醤油
大さじ2
・みりん
大さじ1
・酒
大さじ1
・塩
少々

作り方:

鶏むね肉は一口大に切り、筍は食べやすい大きさに切る。

米を研ぎ、ザルに上げて水を切る。
30分以上水に浸けておくことで、ふっくらとした炊き上がりになります。

炊飯器に米、鶏肉、筍、だし汁、醤油、みりん、酒、塩を入れ、通常通り炊飯する。

炊き上がったら軽く混ぜ合わせ、器に盛る。
お好みで刻みネギを散らすと風味が増します。

旬の筍を使った簡単レシピ2:筍と豆腐の味噌汁

材料:
・筍(水煮)
50g (アク抜き済みのものを使用)
・豆腐
1/2丁 (絹ごし豆腐がおすすめ)
・だし汁
400ml (かつおだしや昆布だしなどを使用)
・味噌
大さじ1 (合わせ味噌がおすすめ)
・ネギ
少々 (小口切りにする)

作り方:

筍は食べやすい大きさに切る。

豆腐は手で崩す。

鍋にだし汁を入れ、筍を煮る。
沸騰したら弱火にし、5分ほど煮込むことで筍の旨味を引き出せます。

筍に火が通ったら豆腐を加え、軽く煮る。

味噌を溶き入れ、ネギを散らす。
仕上げに、一味唐辛子などを加えても風味が増します。

筍と他の食材の栄養価の高い食べ合わせ

筍と鶏肉の組み合わせ

鶏肉は良質なタンパク質源であり、筍のビタミンやミネラルを効率よく吸収するのに役立ちます。
鶏むね肉は低カロリーで高タンパク質なので、ダイエットにも最適です。
鶏肉に含まれるビタミンB群も、筍のビタミンB群と相乗効果を発揮し、疲労回復効果を高めます。
鶏肉と筍の組み合わせは、夏バテで消耗した体力の回復に効果的です。
鶏肉の代わりに鶏ひき肉を使えば、より食べやすく、お子様にもおすすめです。

筍と豆腐の組み合わせ

豆腐は低カロリーで消化が良い食材です。
植物性タンパク質が豊富で、大豆イソフラボンも含まれています。
筍と組み合わせることで、満腹感を得やすく、ダイエットにも効果的です。
また、豆腐に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのバランスを整える働きがあり、美肌効果も期待できます。
豆腐は、吸収率を高めるために、熱を加えて調理するのがおすすめです。

まとめ

筍は、夏バテ予防に効果的な栄養素を豊富に含む食材です。
カリウムによるむくみ予防、ビタミンB群による疲労回復、ビタミンCによる免疫力向上など、夏バテ対策に役立つ様々な効果が期待できます。
今回紹介した簡単レシピを参考に、旬の筍を積極的に摂取し、暑い夏を元気に乗り切りましょう。
様々な料理に活用できる筍は、夏バテ対策の強い味方となるでしょう。
積極的に食卓に取り入れて、健康的な夏を送りましょう。
そして、他の食材との組み合わせを工夫することで、栄養価の高い食事を摂ることができ、より効果的な夏バテ予防に繋がります。
例えば、筍とわかめの組み合わせは、ミネラルを豊富に摂取でき、さらに健康的な食事になります。
ぜひ、今日から筍を取り入れた食生活を実践してみてください。
筍の選び方としては、新鮮なものを選び、皮の色つやが良く、節が詰まっているものを選ぶと良いでしょう。

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