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啓翁桜は山形が生産量日本一!

2018.01.29

山形が誇る、啓翁桜

たわやかな細い枝にたくさんの花が咲き誇る「啓翁桜」。
12月~3月までの真冬に咲く桜です。

昭和5年のこと。
福岡県久留米市の良永啓太郎氏が、シナミザクラにコヒガンザクラを繋ぎ誕生したのがこの桜。
作者の名前をとり「啓太郎桜」と命名されましたが、のちに啓太郎氏を慕い「啓翁桜」という名前で流通されるようになったようです。

コヒガンザクラとシナミザク%-iloveimg-resized

コヒガンザクラ(左)とシナミザクラ(右)

バラ科サクラ属の落葉低木で、自然に咲く啓翁桜の開花時期は3月の中旬から下旬。樹高は3メートルから5メートルくらいになります。

山形県がこの啓翁桜の促成栽培を始めたのは昭和40年代半ば頃からで、いまでは日本一の出荷量を誇っています。
雪深い山形の地で、いち早く咲く桜が栽培されるとは以外に思われるかもしれませんね。

 

雪の日の啓翁桜

外は吹雪きでも、啓翁桜は心を和ませてくれる

冬に咲く啓翁桜の仕組み

桜は秋になって気温が下がると休眠に入ります。そして一定期間、低温にあたることで開花の準備が整い、春を待ち花を咲かせています。
山形の秋は早く、啓翁桜は早くに休眠にはいるため、その分早く開花の準備が終わることになります。

さて、促成栽培の仕組みをご紹介しましょう。

【1】11月頃、圃場から休眠に入った啓翁桜の枝を切り、8度以下の低温にさらされる場所にたっぷり500時間以上保管します。この時、低い温度のほうが花色が鮮やかになるそうです。

【2】12月、たっぷりと休眠している啓翁桜は温湯処理や薬品処理され、徐々に目を覚ましはじめます。

【3】啓翁桜はハウスに移され、徹底管理された温度のなかで過ごします。すると啓翁桜は「春が来た~」と思い、蕾をふくらみ始めるのです。

【4】蕾が大きくなり、花びらの先が見えてきた頃、出荷作業がはじまります。
啓翁10

啓翁桜は、お正月前の12月から3月まで、寒い真冬でも満開の桜を愛でることが出来るように市場に並びます。
啓翁桜2月

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