さくらんぼ手詰めとバラ詰の極意
2018.03.15
さくらんぼをご注文いただくときに、
「バラ詰にするか?それとも手詰めにするか?」と迷われてはいませんか?
少し比較してみましょう。
バラ詰はバラッと入れるのではありません
バラ詰は、バラ詰め用の器具を使って詰めています。
手詰めのような規則正しい配列ではありませんが、配送中にさくらんぼが動かないように、また、1ケースに500g以上が入るように詰めているのです。ここは長年の“勘”がはたらくところでもあります。
器具を使う場合は一番初めに入れる段が、できあがりの一番上の段になります。写真のとおり、さくらんぼは軸が上向きに入れられています。さくらんぼが傾いてもステンレスの網に軸がひっかかり、さくらんぼが横向きになってしまうことがありません。
そしてその上からさくらんぼをバラバラの向きに入れていきます。この時、できるだけ隙間がでないように注意します。隙間が多いと配送途中にキズや傷みの原因となるため隙間がないよう詰めていきます。
長年の勘を働かせて、おおよその量になったら、詰めたさくらんぼに透明の空のケースを差込みさくらんぼを移します。カタチを整え、重さを測り、バラ詰めの完成です。
手詰めはベテランの技で
長い経験がないと上手く美しく並べることができません。
手詰めの一段目は、となりあっている列のさくらんぼのジクを交差しながら、中央に集まるように並べていきます。
2段目はジクをケースの中央に向けながら、ぐるりとケースの周辺から並べます。
三段目(上段)は並べているサイズのなかでも少し大ぶりのさくらんぼを使用します。
これは透明ケースが底より上側のほうがおおきくなっているため、下段や中段と同じサイズのさくらんぼを並べた場合は隙間が開き、グラつくので傷みの原因となります。
ケースにピッタリの並べ方をするには上段に入れるさくらんぼは若干大きめの粒を使い、ジクは中央または下に向けて、赤みの程度も似たような色合いとなるよう全体のバランスを見ながら詰めていきます。
手詰めはギッシリと整えながら詰めていくので、バラ詰よりも個数はたくさん入ります。
また、すでに500gを超えていても、隙間があったら一粒二粒余計に詰めていきます。そのため多少グラム数は大目となることが多いのですよ。
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