ブルーベリーとビルベリーの違い
2018.02.08
実の中まで青紫色に染まるビルベリー
ビルベリーはブルーベリーの一種で、野生ブルーベリーの仲間です。ブルーベリーと見た目はそっくりですが、果肉には大きな違いがかくされています。
生産地はフィンランドやノルウェーなど年間の日照時間が長いヨーロッパ。木の高さは20cm~60cmくらいと低く、果実は小粒で、柔らかく強い酸味が特徴です。つぶれやすいために生で食べることは少なく、ほとんどがジャムやジュース、ドライフルーツにされます。
また、ブルーベリーは皮が青紫色で、果肉の色は白色をしていますが、ビルベリーは中まで青紫色。
これは、夏に一日中太陽が沈まない白夜を迎えるヨーロッパのビルベリーは、24時間紫外線を多く浴びることで、果皮だけではなく果実の中までアントシアニンを蓄えて青紫色に染まるためです。太陽の紫外線から果実を守る為に、強靭な果肉に育ったのですね。
栄養豊富なビルベリー
実にたっぷりとアントシアニンを含んだビルベリーは、ブルーベリーの中で最も多くアントシアニンが含まれています。その量は、一般的に流通されているローブッシュブルーベリーの約2倍、ハイブッシュブルーベリーのなんと5倍のアントシアニンが含まれている優れたフルーツ。そのため、ヨーロッパでは医薬品として商品化されるほど健康効果があるのです。
ビルベリーに含まれる成分と効果は、大きく分けて下記のようになります。
【1】眼精疲労に効果的
【2】抗酸化作用
【3】糖尿病性網膜症の予防
コラーゲンを強化する作用や傷の回復を早めたり、血液をサラサラにして血管の老化や循環障害を改善、筋肉をリラックスさせる効果。
くわえて、メタボリックシンドロームを改善したり花粉症を予防する効果も期待されるなど、ビルベリーは健康にたいして様々な効果をもたらしてくれるアントシアニンを多く含んでいます。
・・・とはいえ、どんな食材でもそうですが、「急激に視力が向上した・・・」といったことはありませんので、過度の期待は禁物です。
生食を味わうならブルーベリー
とれたての熟したブルーベリーを生食するのが、最も効率よく有効成分を摂取できるといいます。カロリーも100gあたり約50kcalということですから、あまりカロリーを気にせずに召し上がっていただけますね。
生のブルーベリーならやはり国産品が一番です。フレッシュなままお届けが可能ですし、、7月~8月上旬くらいまでの短い期間限定ですが、それがかえって特別感がありますね。
味わい深いブルーベリーの生食を旬の時期に食べることの喜びや幸せを、かみしめていただけます。
いっぽう、ビルベリーを生でいただく機会は日本にいてはほぼないと思いますが、ジャムやジュース、冷凍品、またサプリメントでの摂取が可能です。
生のブルーベリーをお届けいたします。
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