雪囲いが取れると「剪定」と「枯木取り」が開始されます。
剪定は良質の実をつけるために、余分な枝をカットする作業です。
枯木取りは、前の年に実がなった枝は枯れてしまうため取り除きます。
剪定する枝は
【混み合っている枝】
【勢いが弱い枝】
【内側に向かって伸びる枝】
【平行に伸びた枝】
【交差した枝】
【下向きの枝】
太陽の光がまんべんなく当たり大粒で良質な実をならせるために、また、樹勢を強くすることを目的としています。
さらに病害虫から樹を守るために行われる大事な作業です。
結果、残す枝は以下となります。
【充実した枝】
【外側に向って伸びる枝】
【上向きの枝】
ブルーベリーの品種や特性によって枝の伸び方が違うため、木の性質をみたりすることもとても大切です。
根回りの管理
良質な作物を栽培するには、土作りが原点。
柔らかく水はけが良く、根をしっかりと張ってくれる土となるよう、春には「バーク堆肥」を根回りに投入します。
「バーク堆肥」は樹木の皮の部分(バーク)を発酵させて作った土壌改良材のこと。通気性、排水性、保湿性、保肥力が向上し、土壌の膨軟化(ぼうなんか)を促進してくれます。また、土中の微生物を改善する働きや、団粒構造化(だんりゅうこうぞうか)の働きがあります。
この「団粒構造化」というのは、水にさらされても壊れにくく、1ミリ~5ミリになった団粒(団子)と呼ぶのですが、この団粒で出来た土を“団粒構造化された土”と言い、良く肥えた理想的な土壌にしてくれる働きがあります。
バーク堆肥はこのような効果を発揮し、ブルーベリー栽培に最適な土壌環境を整えてくれるため、ブルーベリー畑は土がフワフワしてすぐにわかります。
そして、徐々に夏に向う無農薬栽培のブルーベリー畑では「草刈り」は常に行われています。
いよいよ収穫
7月上旬、いよいよ収穫時期をむかえたブルーベリー。ブルーベリーの実はいっせいに旬をむかえるのではなく、それぞれの粒が段々と色づいてきて食べごろを迎えます。
そのため、熟し具合を人の目で確認しながらの作業のため、機械化が不可能。人海作戦となります。
まず、実に雨がついてしまった実は収穫後傷んでしまうため、雨があがり陽が射して実の表面が乾いてからの収穫です。
収穫で大切なことは、【完熟のみ】収穫すること。
そして【ブルームが取れないように収穫すること】です。
完熟の見極めは「実の軸まで濃い色が回ったもの」。実がいくら濃い色をしていても、軸が青ければ完熟ではありません。
ブルーベリーは収穫後に追熟して糖度が増してくることはないフルーツなため、完熟の見極めは重要です。
そしてブルームは熟した新鮮な果実によく見られる物で、果実から自然に分泌されている天然物質。新鮮で完熟した果物ほどブルームが多いので美味しさの目安になります。
収穫時期のあいだ、園内にあるブルーベリーの木を何度も回りながら完熟のみを摘んでいきますが、梅雨から夏にかけて暑い日に行われる為、大変な作業となります。
選別作業
集められたブルーベリーは、再度、一粒ずつキズや傷みがないかチェックをしながら、大きさを分けていきます。
「大サイズ」のブルーベリーは生食用で主に地方発送へ。そして「小さいサイズ」は加工用となります。
その後、計量され梱包へとすすんでいきます。
収穫と選別は、約1ケ月から1ケ月半ほど続きます。大切なのは一粒ずつ、大事に扱うこと。ハイブッシュ系のブルーベリーは皮が薄いため、どの作業も丁寧な作業が要求されます。
生のブルーベリーをお届けいたします。
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