北部ハイブッシュ系のブルーベリー
2018.02.22
北部ハイブッシュの特徴
ブルーベリーの品種は大きく分けて「ハイブッシュブルーベリー」「ラビットアイブルーベリー」「ローブッシュブルーベリー」の三つに分けられます。
このうち「ローブッシュブルーベリー」は主に加工用に使われる小粒系。
日本での栽培実績は極めて少ないと言われています。
山形で栽培されているのは「ハイブッシュブルーベリー」で、そのなかでも「北部ハイブッシュ系(寒冷地系)」のブルーベリー。
寒さに強く、日本の本州以北のリンゴの産地のような寒冷地及び高冷地での栽培に適した系統です。
寒冷地に適した北部ハイブッシュ系は、香りと風味、そして、酸味と甘味が調和した優れていて、生食用として高い評価を得ています。
特にアメリカの農務省が栽培推奨品種に定めた「ビッグセブン」と言われる7つの品種は、大粒で品質に優れ有名です。
■■■ 北部ハイブッシュ系のビッグセブン ■■■
1:コビル
2:バークレイ
3:ハーバート
4:アーリーブルー
5:ブルーレイ
6:コリンズ
7:ブルークロップ
「コビル」はブルーベリー品種開発の先駆者であり、最大の功労者であるコビル博士の名前に由来する品種です。大粒で果肉のしまりがあり、厚みをもつ扁円形で、ブルームが多く、香りも良く、酸味が強いため、基本的に日持ちがしないブルーベリーのなかでも貯蔵性にすぐれています。
「ブルーレイ」は、北部ハイブッシュ系品種を代表する絶妙な「酸味と甘味の調和」が感じれるブルーベリー。
「デキシー」はトップクラスの大粒ブルーベリー。少し扁平で角張ったイメージです。果肉はやや柔らかめです。
ゆっくりと根付いた北部ハイブッシュ系
北部ハイブッシュ系の品種が、日本に導入されたの1951年(昭和25年)ですが、実際に民間で栽培されたのは導入されてから20年後の1971年(昭和46年)になってからです。
いっぽう、ラビットアイ系の品種は、北部ハイブッシュ系よりも11年遅い1962年(昭和37年)に導入されながら、6年後の1968年(昭和43年)には、民間での栽培が開始されました。これは北部ハイブッシュ系の栽培にたくさんの困難があったと想定されます。
しかし、多くの努力を重ね、根気良く栽培を続けた結果、現在では、品質も収量も誇れる産地が誕生しています。
栽培技術や収穫技術だけではなく、十分な試作をおこなうことによって、栽培する環境に合った選択が必要といわれています。
参考文献:渡辺順司著「ブルーベリー大図鑑 品種読本」マルモ出版P.329
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