月別ア―カイブ: 6月 2025

初夏の風物詩、さくらんぼ。
鮮やかな赤色が食欲をそそる、甘酸っぱいその味わいは、多くの人を魅了します。
しかし、スーパーマーケットに並んだ様々なさくらんぼの中から、本当に美味しいものを選ぶのは意外と難しいものです。
見た目だけでは判断できない、その選び方のコツを今回はご紹介します。

 

さくらんぼの見分け方

 

色の濃さによる見分け方

 

さくらんぼの色は、品種によって異なりますが、一般的には濃い赤色のほうが完熟していることが多いです。
ただし、品種によっては完熟すると黒っぽい赤色になるものもあります。
「紅さやか」や「紅てまり」などがその例です。
また、「月山錦」のように黄色い品種もあります。
この場合は、薄い黄色よりも濃いめのものを選ぶのがポイントです。
全体の色だけでなく、部分的に茶色く変色しているものや、傷があるものは避けましょう。
鮮やかな赤色で、つやがあり、張りがあるさくらんぼを選びましょう。

 

軸の太さや色による見分け方

 

さくらんぼの鮮度は、軸の色と太さで判断できます。
軸が太く、鮮やかな緑色のものは新鮮な証拠です。
逆に、軸が細く、茶色に変色しているものは、鮮度が落ちている可能性が高いです。
収穫後、すぐに鮮度が低下していくさくらんぼにとって、軸の鮮やかさは重要な指標となります。
軸が緑色のものを選ぶことで、より新鮮で美味しいさくらんぼを選ぶことができます。

 

果皮の張りツヤによる見分け方

 

新鮮なさくらんぼは、果皮がつやつやとしていて、張りがあります。
果皮がしなびていたり、柔らかくなっているものは、鮮度が低下しており、食味が落ちている可能性があります。
実がしっかりとしていて、弾力のあるものを選びましょう。

 

 

さくらんぼの選び方と品種

 

人気のさくらんぼ品種の特徴

 

さくらんぼには、佐藤錦、紅秀峰、南陽など、多くの品種があります。
佐藤錦は上品な甘さと酸味のバランスがとれた人気品種です。
紅秀峰は硬く締まった実で、日持ちが良いのが特徴です。
南陽は糖度が高く、ジューシーな味わいです。
それぞれの品種によって、色や形、硬さなどが異なります。

 

品種ごとの選び方のコツ

 

品種ごとの特徴を踏まえて、選び方のコツを説明します。
佐藤錦は、鮮やかな赤色で、つやがあり、張りがあるものを選びましょう。
紅秀峰は、色が濃く、実が硬く締まっているものを選びます。
南陽は、果皮がつやつやとしていて、張りがあるものを選びましょう。
アメリカンチェリーは、品種によって色の濃さが異なります。
「ビング」は黒っぽい紅色、「レーニア」は黄色地に赤く染まるのが特徴です。

 

旬の時期と保存方法

 

さくらんぼの旬は6月~7月です。
収穫後すぐに鮮度が低下していくため、購入後は冷蔵庫(野菜室)で保存し、なるべく早く食べましょう。
新聞紙に包んで保存すると、甘味が長持ちします。

 

まとめ

 

美味しいさくらんぼを選ぶには、色の濃さ、軸の太さや色、果皮の張りツヤを確認することが重要です。
品種によって特徴が異なるため、それぞれの品種に合った選び方を意識しましょう。
そして、何よりも新鮮なものを選ぶことが、美味しく食べるための第一歩です。
軸が鮮やかな緑色で、実が硬く締まっていて、つやのあるさくらんぼを選んで、初夏の味覚を存分にお楽しみください。

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