月別ア―カイブ: 9月 2021
2021年09月13日
モクズガニ初出荷!
今年もモクズガニの季節がやってまいりました!
山形県の最上川水系では9月1日が解禁日です。
早速、「カニが獲れたよー」と連絡をいただき受取に伺いました。
元気のいいモクズガニを20匹ほど受取、即発送させていただきました。
モクズガニは、ハサミの部分に藻クズのような毛がびっしり生えているのがその名の由来です。
全国的に生息していて、呼び名も様々で、ツガニ、ケガニ、カワガニ、ヤマタロウガニ、もくずがに、川がに、・・・などなど。
漁をする人も少なく輸送も難しいため、市場にはあまり出回らない貴重な川ガニです。
オスとメスはフンドシと呼ばれる腹部の形状やハサミの大きさで見分けます。
メスはハサミも体も小さく、オスよりも旨いと言われています。
中国料理の高級食材として知られるチュウゴクモクズガニ(通称:上海蟹)と同属異種なので、その美味しさは言うまでもありません。
モクズガニの食べ方で絶品なのはなんといっても「たたき汁」。
腹側のフンドシやエラの部分をとり、殻ごとすり鉢の中で身を叩く(ミキサーで粉砕してもOK)。
それを漉しながら、味噌仕立ての鍋にエキスのみ落としていきます。ほどなくフワッとした浮き身が上がってきたら完成。
カニの濃厚な香りと凝縮された旨味がたっぷり、感動的な味なのです。
これから寒くなる11月中旬くらいまででしょうか、モクズガニ漁が続きます。